過去新聞


全てはある日届いた朝刊から始まった・・・。




いつの模様に届く朝刊、それをいつもと変わらず読む俺。唯一違っていたのは、その新聞が過去の新聞だったってこと。日付は10年ほど前の新聞。なんでそんな新聞が今更?とは思ったが、何も気にはとめてなかった。

気がついたのは新聞を読んでる途中だ。交通事故で少年が巻き込まれて足を骨折、という記事。この時、このような事態になるなんて誰が想像できたことか・・・。


数日してまた過去の新聞が届いた。新聞の日付は5年ほど前。青年が万引き常習犯で捕まった、という記事が印象的だった。万引きも立派な犯罪なのにな・・、バカなやつだ・・・。


状況の変化に気がついたのは、夏に近づくころだった。

「あれ?こんな怪我なんてあったか?」

そう、知らないうちに数針も縫った傷跡ができていた。

「・・・なんかおかしい?」そう思って病院に行ったけど異常なし。


やがて、会社で「財布がなくなる」という事件が発生。なぜか、全員が俺を疑う。上司も俺のことを疑ってる。「何で俺がやったって決め付けるんですか!」頭にきて叫んだ俺に上司が怒鳴りつけてきた。「お前、万引き常習犯でパクられたことがあるだろ!次の日出張だからといってそのままトンずらするなよ!」

もう意味わかんない・・・。その日は疲労しきって自宅に帰った。


とりあえず、今日は出張。北海道へ向けて出発。色々と現地調査を行い、東京に戻ってきた


会社では相変わらず「万引き犯」ということで噂になっているらしい。あれから1週間経っても噂が流れてる・・・。「なんか変だ・・・。あの新聞の通りになってないか?」 しかし、それだけでは終わらなかった。


そして、毎朝新聞が届くのを待つ生活が続いた。そして1週間経った今日、過去の新聞が届いた。新聞が郵便受けに突っ込まれるや否や玄関を開けて飛び出す。「誰だ!」・・しかし、周りに誰もいなかった・・・。

とりあえず新聞を読んでみることにした。書かれてあったのは銀行強盗の記事。そして犯人の特徴が少し書いてあった。犯行の日付は・・・1週間前!そう、出張に行った日に北海道で銀行強盗が発生していたのだ!


とりあえず会社に出社する。周りの反応は相変わらず冷たい。「いい加減会社辞めたら?」と無言で言われてるような気分だ・・・。そんなブルーな朝に追い討ちがかかった。「ちょっと話がある」上司があらたまって言ってきた。どーせ万引きがどうこう、という話なんだろう。上司の後についていき会議室へ。そこには見たことがない人もいた。

「お前・・・やったのか?」「財布なんて盗んでないですよ」

「財布じゃなくて・・・。その・・・。なんだ・・。もっと大きい・・・。例えば・・・銀行・・強盗とか・・・」

「はぁ?」もう、俺パニック。更に上司が追い討ちをかけてくる。「こちらの方たちが君に話があるそうだ」そう言われて横をみると、黒い手帳を持ってる人が2名立っていた。「だから違いますって!」「見たと言う人がいるんだ!いいからこい!」そういって連れて行かれた。


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とかな感じで意味不明な物語のプロットを延々と考えなから晩御飯を作った日でしたw。かしこ。

実はもう少し先の話まで考えてみたりしたのですがー、書くの疲れたw